慢性期の病院で働く看護師の実際!!
慢性期の病院は、急性期の病院と違って、オペや急な入院がないので、割とゆっくりしているだろうと思われがちです。
わたしもそう思って、慢性期の病院に就職したんですが、実際は、とても忙しく、バタバタしていました。
では、なぜそんなに忙しくバタバタしているのか、慢性期の病院で働くメリットデメリットを含めてお話したいと思います。
特徴
①急性期での治療を終えたが、まだ医療の介入が必要かつ、家での介護ができない老人が入院しています。なので、老人が9割をしめており、寝たきりで意思疎通をできない人が多いです。なので、急性期の病院ほど、患者さんとコミュニケーションをとらず仕事ができるので、医療者側のペースで仕事が進めやすいです。
②寝たきりで意思疎通できない患者さんが多いので、体調が悪くても言えない分、看護師がしっかり観察して判断しなければならない。
③急な入院やオペはないのですが、案外スタッフの人数はギリギリで、予約入院でもその日に入院があるだけで、人でが足りなくて、バタバタする。(入院受けは、大体1日かかるので、スタッフ一人を入院にとられてしまうから)
④慢性期なので、割と病状に変化がない人が多いが、リーダーになったら一人で30人ぐらいの患者を管理しなければならい。(病状が安定していると言っても、癌末期の人や終末期の人、または急な発熱や肺炎など様々な対応はしなければならない)
⑤夜勤は看護師2人と、介護士一人なので、一人が仮眠休憩に行ってしまうと自分一人になってしまい、責任が重い
⑥スタッフは、30代半ばから50代まで様々で、若いスタッフが少ないので、先輩看護師にとても気を遣う
⑦慢性期は人員配置基準が、急性期と違って少ないスので、常に少ないスタッフで仕事しており、1時間の残業は当たり前。新人の頃は、朝8〜21時まで帰れないこともよくあった。
⑧急性期を終えて、慢性期にくるので、外科的処置や、ドレナージ、抗癌剤、献血など医療的介入が少ない。なので、看護師として向上心がある人には、勉強にならず、向いていない。
こんな感じにざっと慢性期の病院の特徴を書き出してみました。
看護師になるなら、「まず急性期で学べ!!」
と言われますが、慢性期には、慢性期ならではの大変さがあります。
なので、どちらがいいかは、自分の目指す看護師象によると思います。
わたしは、慢性期で勤めましたが、やめて再就職するときに不便を感じたりはしませんでした。
自分がどんな看護師になりたいか、自分にあった病院を探してみてください。
以上、慢性期の病院で働く看護師の実際でした。
わかりにくい文章だと思うので、なにかわからないことや。気になることがありましたら、コメントください。
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